2014.9.2(火)〜10.13(火) 『山下三千夫の世界を探る

 山下三千夫は南さつま市坊津で生まれ、鹿児島で制作を続けてきました。美術団体に属することなく、東京や大阪で個展を重ね、独自の道を歩んでいます。
 今回は、児玉美術館所蔵作品の中から約40点を選び、展示します。最初期の作品から現在まで、山下三千夫作品の変遷と、その魅力を再認識できる展覧会です。

 1970年代はのっぺらぼうで、後ろ向きの人物を配した仮想風景を描いています。それは心象風景ともいえるもので、両親との別離の早さからか、暗いモノトーンの色彩で描かれていて、捉えどころがなく、不気味ささえ感じます。

 1980年代になると人物が正面を向き、色彩を伴って画面が落ち着き、 1990年代には色彩が更に豊かになり、風景画が多く描かれる様になります。

 2000年以降、鮮やかな色彩で描かれるデフォルメされた顔の女性は、どこかほのぼのした母性を感じさせます。また、女性にそっと寄り添う動物たちは愛らしく、魅力的です。

 山下三千夫の作品における、対象となった人物、花や風景の、全ての画面に漂う透明な空気感は、静寂さの中に満ちています。

初期から現在に至る作品の変化を観ながら、独自の優しさ溢れる山下ワールドをご覧ください。

■ミュージアムコンサート 開催のお知らせ
「有村航平 チェロ演奏会」
日時 2014年9月7日(日) 13時開演
ところ 児玉美術館 大展示室

引き潮を待つ
引き潮を待つ (1968)
迎える日
迎える日 (2003)



展示作品のご紹介

このページのコンテンツには、Adobe Flash Player の最新バージョンが必要です。

Adobe Flash Player を取得

←戻る