2017.7.20(木) - 8.31(木) 『森林浴と子どもスケッチ大会特別賞受賞作品展

 長かった梅雨がようやく明けて、竹のつくる影と竹林を渡る爽やかな風の中でスケッチ大会が開かれました。お昼あたりからは、少し天気も気になってきましたが、みなさん一所懸命スケッチに取り組んで、元気一杯で、はつらつとした色鮮やかで素敵な作品が出来上がりました。

 受賞作品の他、入選作品を8/10〜31展示いたします。

観覧料 一般500円 高・大学生300円 小・中学生200円
      (常設展も併せてご覧いただけます)

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 第33回 児玉美術館森林浴と子どもスケッチ大会を終えて ―講師 日置 誠―

幼児の部
明るく力強いタッチで植物や昆虫・動物をイキイキと描くことが出来ました。色を濃く使っていて、力強い線で描いていたので、みなさんの元気を素直に表せて、とても好感が持てました。

小学校・低学年の部
児玉美術館公園は竹に囲まれていますが、そんな中でみなさんいったい何を描きますか?

絵を描くときはみなさんが「何を描きたいのか」を大切にしながら、描くと描きやすいと思います。みなさんのまわには絵の題材になるような物がいっぱいあります。自分だけが見つけることが出来る題材を探し出してみましょう。

保護者の皆さんにお願いですが、パレットにはなるべくたくさんの色を出すようにしてあげましょう。それから、低学年くらいだったら、絵の余白も大切な要素です。全てを塗りつぶす必要はないのかもしれません。「何を描きたいのか」を大切にしてあげましょう。

小学校・中学年の分
描くものをしっかりと探して、観察しながら描こうとする気持ちが出てきて、主題性がはっきりしてきています。遠近感や物の大きさ・重なりが理解できて、絵で表現出来るようになっています。ただ、まだ緑が絵の具のチューブから出したままの色で使いがちですから、もう少し混色をして(色と色を混ぜて)色塗りをするようにしましょう。

小学校・高学年の部
絵を描く視点がはっきりしてきて、絵に密度が出てきています。竹の林の中で書きますから緑色を多く使うことになるかも知れませんが、緑色に他の色を加えるなどして混色の工夫が出来ていて、緑に表情をつけようとしているところは良かった点です。

中学生の部
何を・どのように描こうかというテーマ性がはっきりしてきています。水彩絵の具の使い方もよく分かってきています。ただ、水彩画特有の薄塗りな絵の具の使い方だけではなく、もっとベタベタと積極的に絵の具を重ねたり、色彩の独自性を出していったら、もう少し表現の幅が広がって、絵を描くことのおもしらさ・楽しさが発見できるのかも知れません。

それから、普段学校の授業で使ったことのないような大きな画用紙(画面)でしたから、皆さん少し戸惑ったところがあったかもしれませんね。

大人
年々、お子さんのお絵かきを見守るだけではなく、積極的にお父さん・お母さん・おじいちゃん・おばあちゃんが絵を描いてくれるよになっています。皆さん個性的でそれぞれに素晴らしい感性で描いていて良い作品になりました。

おわりに
今回は入選作品だけ会場に展示しましたが、参加してくださった皆さんは元気一杯に熱心に絵を描いてくれて、それぞれにいい作品が出来上がっていました。こうして、自然に触れ合いながらお絵描きを楽しむ心を大切にしていきましょう。来年もぜひ皆さんの明るい笑顔をみたり、元気な声が聞けるのを楽しみにしています。

スケッチ大会講師
山下 三千夫(画家)
日置 誠(鹿児島高校)
山下 晴道(明桜館高校)
宮路 由紀子(谷山東中学校)
山元 悦子(開陽高校)