山下三千夫 (1948〜)

昭和元禄の繁栄の中にあって、人々が心の片隅に抱いていた「不確実な時代」を20歳代の前半から描き続けています。絵の遍歴は目鼻立ちのない、後ろ向きの人物に始まり、その暗いモノトーンな色彩は両親との別離の早さの故でしょうか。

茫洋として捕らえどころのない、不気味ささえ漂わせる画面は、独立独歩する山下三千夫の体質そのものです。